故ピート・ローズ氏の資格回復、野球賭博で永久追放処分 米大リーグ

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観客の声援にこたえるピート・ローズ氏=2016年/Kirk Irwin/Getty Images

観客の声援にこたえるピート・ローズ氏=2016年/Kirk Irwin/Getty Images

(CNN) 米大リーグ機構(MLB)は13日、永久追放処分を受けた故ピート・ローズ氏や故ジョー・ジャクソン氏について資格回復を決定したと明らかにした。ローズ氏は野球賭博に関連して、ジャクソン氏はワールドシリーズでの八百長事件に関連して追放処分となっていた。

MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーの歴史的な決定により、ローズ氏は野球殿堂入り候補に挙がることになる。ローズ氏は昨年9月に83歳で死去したが、マンフレッド氏はローズ氏が亡くなったことで追放処分も終了すると決めた。

マンフレッド氏は、亡くなった人物が競技の完全性を脅かすことはないとし、「猶予なく生涯続く罰則ほど抑止力の高い罰は考えにくい」と指摘。こうしたことから、処分を受けた選手の死去とともに永久資格停止処分も終了すると結論付けたという。

ローズ氏の通算3562試合出場と通算4256安打はいずれも大リーグ最多。

ローズ氏は監督に転向後、1989年に野球賭博の容疑で調査の対象となった。ローズ氏は2007年にインタビューで、レッズの監督時代に賭博行為を行っていたことを認めていた。その後、処分解除の要請を行ったが認められなかった。

今回の決定では、ローズ氏とジャクソン氏のほかに15人についても資格が回復された。

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