表彰台で抗議の「X」、ソーンダーズ選手が込めた意味とは?

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表彰台で両手を交差させるレーベン・ソーンダーズ選手/Francisco Seco/AP

表彰台で両手を交差させるレーベン・ソーンダーズ選手/Francisco Seco/AP

ソーンダーズ選手はツイッターで今回のジェスチャーに関するコメントに返信し、「メダルを剥(はく)奪しようとしてみればいい。私は泳げないが、走って国境を越えるつもりだ」つづっている。

「戦い続ける、攻めの姿勢を貫く、自分の中に価値を発見し続ける」

目を引くマスクやメダル獲得後に見せたポーズが話題を集め、ソーンダーズ選手は東京五輪で一躍時の人となっている。

ただ、過去には個人的な試練に直面したこともあった。

2016年のリオデジャネイロ五輪から東京五輪までの間、ソーンダーズ選手は困難を抱え、うつや自殺願望に苦しんでいた。CNNとの今年のインタビューでは、当時は「限界を超えていた」と語り、セラピーや服薬、近い友人とのやり取りが助けになったと振り返った。

今度は自分以外の心の問題を抱える人が必要な支援を受けられるよう、勇気づけたい考えだ。

「戦い続けること、攻めの姿勢を貫くこと、自分自身や自分のすべての行動に価値を見いだし続けること。それが私のメッセージだ」。ソーンダーズ選手は銀メダル獲得後にそう語った。

「私は本当に多くの人を代表しているので、銀メダル獲得には大きな意味がある。私のことを尊敬してメッセージを寄せ、祈ってくれる人がたくさんいることは分かっている」「自分だけでなく、その人たちにもお返しできてうれしい」(ソーンダーズ選手)

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