トランスジェンダー女性、五輪史上初の出場 重量挙げは記録残せず

ニュージーランドのローレル・ハバード選手/MOHD RASFAN/AFP via Getty Images

ニュージーランドのローレル・ハバード選手/MOHD RASFAN/AFP via Getty Images

(CNN) 東京オリンピック(五輪)で2日に開かれた重量挙げ女子87キロ超級に、ニュージーランドのローレル・ハバード選手(43)がトランスジェンダー女性として初めて出場した。125年の五輪史上、トランスジェンダー女性の出場は初めてだった。

重量挙げ女子87キロ超級は、東京国際フォーラムで開かれた。ハバード選手はバーベルを頭上まで一気に引き上げる「スナッチ」1回目の挑戦で120キロを挙げることができず、2回目と3回目の125キロも失敗して記録なしに終わった。

最後の試技を終えたハバード選手は観客に手を振って一礼し、退場した。

金メダルは世界記録保持者の李ブンブン選手(中国)が獲得した。李選手はスナッチで140キロ、バーベルをいったん肩の高さまで持ち上げてから上げる「クリーン&ジャーク」で180キロを挙げ、合計320キロの五輪記録をマークした。

中国の李ブンブン選手/MOHD RASFAN/AFP via Getty Images
中国の李ブンブン選手/MOHD RASFAN/AFP via Getty Images

合計283キロを挙げたエミリー・キャンベル選手(英国)は銀、合計282キロを挙げたサラ・ロブレス選手(米国)は銅メダルを獲得した。

ハバード選手は国際オリンピック委員会(IOC)の新しいガイドラインに基づき五輪出場を認められたが、トランスジェンダー女性が女子種目に出場することをめぐっては大きな論議が巻き起こった。

競技を終えたハバード選手は2日、「こうした大会への私の出場を取り巻く論議について、全く認識していなかったわけではない」「だからとりわけIOCが、五輪精神の原則にコミットする姿勢を確認し、スポーツが全ての人のためのものだと定めてくれたことに感謝する」とコメントした。

IOCは東京五輪終了後、トランスジェンダー選手の出場に関するガイドラインの改定を予定している。

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