五輪の「スーパーファン」、地元東京での開催に意気盛ん

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2008年の北京五輪を観戦する山田直稔さん(写真左)と石川恭子さん(写真右)/Kyoko Ishikawa

2008年の北京五輪を観戦する山田直稔さん(写真左)と石川恭子さん(写真右)/Kyoko Ishikawa

石川さんは学生時代にバルセロナで初めて五輪を観戦した。この時に出会ったのが、64年の前回東京五輪からすべての夏季五輪に足を運んでいた「オリンピックおじさん」こと山田直稔さんだ。

山田さんと石川さんはそれ以来、五輪会場で毎回合流してきた。2回目の東京大会を一緒に祝う予定だったが、山田さんは2019年に亡くなり、石川さんはその遺志を継ごうと決意した。

1998年以降、五輪の記念グッズを10万点以上収集してきたシュロミ・ツァフリールさんも、東京大会を楽しみにする1人だ。テニスと水泳のチケットを持っているが、もし再抽選で外れたとしても、テレビでより良いアングルから観戦できると話す。

2000年のシドニー五輪会場でピンバッジを交換していたシュロミ・ツァフリールさん(写真左端)/Shlomi Tsafrir
2000年のシドニー五輪会場でピンバッジを交換していたシュロミ・ツァフリールさん(写真左端)/Shlomi Tsafrir

日本政府や専門家も、感染拡大を防ぐためにできるだけ自宅から観戦するよう呼び掛けている。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会を率いる尾身茂会長は、先週の記者会見で「応援は他の方法でもできる」と訴えた。

石川さんもまた、「直接対面できなくても今は世界中の人々とつながる技術がある。それをどう活用できるかを思案中だ」と話している。

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