ナイジェリア主将の父親、誘拐されていた 事実隠してプレー

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ナイジェリア代表の主将ミケル(10番)の父親が誘拐被害に遭っていた

ナイジェリア代表の主将ミケル(10番)の父親が誘拐被害に遭っていた

ナイジェリア・ラゴス(CNN) サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場したナイジェリア代表の主将、ミケルが3日声明を発表し、大会参加中に自身の父親が本国で誘拐されていたことを明らかにした。警察は2日に父親を救出したが、代表の試合直前に誘拐について知ったミケルは、その事実を周囲に隠したままプレーしていた。

声明の中でミケルは、救出に当たった警察と支援の言葉を寄せてくれた人々に対して感謝を述べた。父親は現在家族とともに過ごしているという。

警察の発表によると、父親を誘拐した犯人がミケルに連絡したのはナイジェリアが1次リーグ突破をかけてアルゼンチンと戦う試合の数時間前。

ミケルは父親を解放する条件として1000万ナイラ(約300万円)の身代金を払うよう要求されたと明かす。

しかしチームメートにも監督にも誘拐の事実は告げなかった。メディアの取材に対しミケルは「混乱して、どうしたらいいかわからなかった。けれども最後には、1億8000万人のナイジェリア国民を落胆させるわけにはいかないと考えた」と試合に集中しようとした胸の内を語った。

警察は3日、誘拐犯との「銃撃戦」の後、父親を救出したと発表。救出された父親は警察に感謝の言葉を告げたという。

ミケルの父親は2011年にも自宅で誘拐に遭い、翌日に救出されていた。

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