宝石の中に人の顔 その驚きの技法は?

宝石を裏返すと、宝石の背面から彫るチャン氏の技法が明らかになる=同氏提供

宝石を裏返すと、宝石の背面から彫るチャン氏の技法が明らかになる=同氏提供

チャン氏は宝石を彫る際に、特別な刃が付いた歯科用ドリルを使用する。このドリルは、1分間に3万6000回転する。

しかし、チャン氏はこのドリルを使い始めるとすぐに、ドリルが発生する熱で宝石が損傷することに気付いた。高価な宝石の損傷は大きな問題だ。そこでチャン氏は、宝石を冷水に入れた状態で作業をする技術を開発した。

チャン氏は「水に入れた状態で作業をすると、カッティング中に宝石がよく見えない」とし、「同じ作業の繰り返しだ。カットしたら水から出して確認する。宝石を乾かしてから再度確認し、問題がなければ再び水の中に戻して次のカットを行う」と述べた。

これは骨の折れる作業だが、チャン氏にとっては瞑想(めいそう)的な作業でもある。チャン氏は、魂と意識を創作に集中し、作業に夢中になるあまり「自分の存在すら忘れる」という。チャン氏の技法はまさに、長年の開発の集大成だ。

チャン氏は1958年、中国・福州の貧しい地域に生まれた。13歳で学校を退学し、家族を養うために中国の宗教的な彫像を作る彫刻家に弟子入りした。

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