宝石の中に人の顔 その驚きの技法は?

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チャン氏は13年の歳月をかけて独自の技法「ウォレス・カット」を編み出した=同氏提供

チャン氏は13年の歳月をかけて独自の技法「ウォレス・カット」を編み出した=同氏提供

チャン氏はアジア人の芸術家として、初めて、パリで開催される世界最大の国際アンティーク展示会「アンティーク・ビエンナーレ」に作品を出品した。2012年には「Great Wall」と呼ばれる作品を発表。これは周りにダイヤモンドのカエデの葉をあしらったひすいで構成されるネックレスで、7350万ドル(現在の為替レートで約88億円)で売却された。

昨年は、「Vividity」と呼ばれる作品を発表。これは64カラットの濃厚なピンク色のエルバイト・トルマリンを使ったブローチで、その石の周りにはルビーとカラーダイヤモンドが散りばめられている。

しかし、チャン氏の作品が一般の市場に出回るのはまれで、大半の作品は収集家に直接売却される。彼らは作品を手放したがらず、売りに出されると非常に高額な値が付く。2年前、香港でチャン氏が製作した小さなイヤリングが55万5000ドルで売却された。

「1つの作品を仕上げるのに数千時間かかる」とチャン氏は言う。

「製作に取り掛かる時は、毎回旅に出るような気分だ」

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