サッカーのクロアチア代表、差別発言でW杯出場停止

クロアチア代表のシムニッチ選手

クロアチア代表のシムニッチ選手

(CNN) 国際サッカー連盟(FIFA)は16日、クロアチア代表DFシムニッチ選手(35)がスタジアムで差別的なスローガンを唱えたとして、来年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会開幕以降10試合への出場停止を言い渡した。

シムニッチ選手は先月19日、クロアチアの首都ザグレブで開催されたW杯欧州予選プレーオフでアイスランドを破った後、マイクをつかんでサポーターにクロアチア語で「故郷のために」と叫んだ。サポーターが「備えよ」を意味するクロアチア語で答え、それが4回繰り返された。

この掛け声は第2次世界大戦時代の民族主義組織「ウスタシャ」のスローガンだったことから、FIFAの規律委員会が「人種や宗教、出自を理由に一部の人々の尊厳を傷付ける差別的行為」と判断して処分を決めた。

シムニッチ選手は試合が開催されるスタジアムへの立ち入りも禁止されたほか、3万スイスフラン(約350万円)の罰金を科せられた。

同選手はオーストラリア出身で、独ブンデスリーガでもプレーした経歴を持つ。クロアチアサッカー協会のウェブサイトに「不寛容や偏見はどんな形であれ、民主主義国家で生まれ育った私にとってなじみがなく、価値観の枠組みにも含まれていない」とのコメントを掲載している。

FIFAはスタジアムなどでの差別的言動に対処するため、今年新たに特別委員会を設置して罰則の強化などを検討している。

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