ゾウアザラシが住宅地に 交通ストップ、愛嬌で住民魅了 南ア
ゾウアザラシが住宅地に出没 南ア
(CNN) 南アフリカのケープタウンで住宅地に野生のゾウアザラシが出没し、住民を驚かせる出来事があった。
ケープタウンのゴードンズベイ地区に現れたのは1頭のミナミゾウアザラシ。最初は交通渋滞を引き起こしたものの、やがて住民の心をつかんで「ゴードン」と名付けられ、「ゴーディ」の愛称で呼ばれるようになった。
警察によると、ゴーディは27日早朝、海岸から800メートルほど内陸の住宅地で発見された。動物愛護団体のSPCAによれば、1600キロ以上を旅してゴードンベイにたどり着いたらしい。体重は約1トン、まだ成長し続けていると思われる。ミナミゾウアザラシは、世界のアザラシの中で最も大きい。
警察などはゴーディを誘ったりしながら捕獲を試み、ゴーディは車のボンネットにもたれかかるなどして愛嬌(あいきょう)を振りまいていたが、およそ9時間後、無事に海へ返された。