フィリピンの民族、デニソワ人のDNAを最も高い割合で保有 進化の謎解明に光

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フィリピンの民族「アイタ・マグブコン」は、デニソワ人由来のDNAの割合が確認されている中で最も高いという/Ophelia Persson

フィリピンの民族「アイタ・マグブコン」は、デニソワ人由来のDNAの割合が確認されている中で最も高いという/Ophelia Persson

これまでにデニソワ人の化石が発見された場所はシベリアのみ。それ以外にはチベット高原で見つかったあごの骨がデニソワ人のものである可能性が指摘されている。

フィリピンとスウェーデンの共同チームは今回、フィリピンの人類史を幅広く調査し、118の集団の遺伝子構成を調べた。

その結果、アイタ・マグブコンがデニソワ人の遺伝子を約5%保有していることが判明。論文の著者であるスウェーデン・アプサラ大の遺伝子学者、マティアス・ヤコブソン氏によると、これは以前の研究で約4%との結果が出ていたオーストラリアのアボリジニやパプア人を上回る値だという。

論文の著者らは今回の研究結果について、デニソワ人がかつてアジア全域で暮らしていたこと、ホモサピエンス到来のはるか前にフィリピンに住んでいた可能性が高いことを改めて示すものだと指摘。異なるデニソワ人の集団がさまざまな時と場所でホモサピエンスと交雑していたこともうかがえる。

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