米下院委員会でUFOに関する説明会、報告書の提出を前に

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米下院情報委員会で、UFOに関する非公開の説明会が行われる/Department of Defense/AP

米下院情報委員会で、UFOに関する非公開の説明会が行われる/Department of Defense/AP

ワシントン(CNN) 米下院情報委員会で16日、未確認飛行物体(UFO)に関する説明会が非公開で行われる。同委員会の日程に詳しい関係者2人がCNNに明らかにした。

数週間後には米情報機関がUFOに関する非機密扱いの報告書を議会に提出する予定。関係者によれば、16日の委員会では米海軍と米連邦捜査局(FBI)が説明を予定している。

米国防総省が未確認航空現象(UAP)と呼ぶ現象について、米議会で説明会が行われ、情報機関が報告書を提出すること自体、異例の展開となる。国防総省内部での争いや、特定の議員からの圧力など長年の内紛を経て、米政府はようやく、些細(ささい)な問題と見なされてきたことを深刻に受け止めようとしているらしい。

説明できない物体の目撃情報が数百件に増えても、国防総省はその調査にどれだけの時間や資源を割くべきかという問題に直面してきた。米軍や情報機関の関係者は、どうすればこの問題をSFの世界から引き離し、国家安全保障に影響を与えうる問題と見なすことができるかをめぐって苦慮している。

複数の関係者によると、この問題に関心をもつ共和・民主両党の主要議員からのプレッシャーがなければ、政府が報告書の提出に踏み切っていなかったことはほぼ間違いない。

国防総省の調査に詳しい元国防当局者によると、同省はこの問題を深刻に受け止めているものの、調査を担当するパイロットや元当局者からは、同省の上層部がこの脅威を軽視または無視していると訴える声が上がっているという。

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