泥の上に「HELP」、ワニ生息地で遭難の男女を救出 豪

泥の上に書かれた「HELP(助けて)」の文字/Western Australia Police Force

泥の上に書かれた「HELP(助けて)」の文字/Western Australia Police Force

(CNN) オーストラリアの北部準州で獰猛なワニが生息する地域へ釣りに出かけて遭難した若い男女が、泥の中に巨大な「HELP(助けて)」の文字を描いて、無事救出される出来事があった。

コレン・ヌルギットさん(20)とガールフレンドのシャンテル・ジョンソンさん(18)は14日、北部準州西部のキープリバー国立公園に出かけて釣りを楽しんでいたが、トラックが泥にはまって身動きできなくなった。

北部準州によると、この一帯には獰猛なイリエワニが生息している。

凍えながら眠れない一夜を過ごした2人。ヌルギットさんはこの日、近くでワニが通った跡を見かけていた。水位が上昇し、日が沈むと、急流に押し流されるのではないか、ワニやディンゴに襲われるのではないかという不安に駆られたという。

「この辺りのワニは人を怖がらない」「餌は餌でしかない。どんな物でも餌になる」とヌルギットさんは言う。

2人が住む西オーストラリア州カナナラの町までは、車で1時間半ほどの距離。ジョンソンさんの母親は、夜になっても戻って来ない2人を心配して警察に通報した。

救助されたコレン・ヌルギットさんとシャンテル・ジョンソンさん/supplied
救助されたコレン・ヌルギットさんとシャンテル・ジョンソンさん/supplied

一睡もできなかった2人は15日午前4時ごろ、フェンスの柱を使って乾いた砂の上に「HELP」という巨大な文字を描いた。

西オーストラリア州警察によると、カナナラ警察はこの日、地元企業の航空機を使って2人の捜索を開始。ヌルギットさんとジョンソンさんは航空機の音を聞くとすぐ、自分たちを発見してもらおうとたき火をたいたという。

「生きて脱出できたのは本当に幸運だった」と胸をなでおろすヌルギットさんだが、冒険意欲は衰えていない。ただし次回からは、万が一の事態に備えて事前準備を整えておくつもりだと話している。

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