米NASAの宇宙望遠鏡ケプラーが復旧、探査活動再開へ

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(CNN) 地球から約1億2000万キロ離れた宇宙空間でトラブルに見舞われていた米航空宇宙局(NASA)の宇宙望遠鏡「ケプラー」が、3日ぶりに復旧した。

NASAによると、ケプラーは何らかの障害が発生して7日に「非常モード」に切り替わり、燃料消費が激しい状態に陥っていた。しかし10日には安定状態を取り戻し、通信アンテナが地球の方向を指し示すようになった。現在は燃料消費が最も少ないモードで運用されていて、地球型惑星の探査を再開できる状態にあるという。

トラブルが起きた原因はまだ不明。NASAではケプラーから届くデータを解析して、「サイエンスモード」に復帰させても大丈夫かどうかを判断する。診断には今週いっぱいかかる見通し。

ゴーサインが出れば、ケプラーは「キャンペーン9」と名付けられたミッションを開始する。同キャンペーンではケプラーと地球上の5大陸にある観測所が連携して、銀河系の中部の同じ場所を同時観測。恒星の周りを周回している惑星や周回していない惑星も含め、地球と同じくらいの大きさの惑星を探索する。

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