探査機メッセンジャー、役割を終えて水星に落下

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水星の軌道に乗った探査機はメッセンジャーが初めてだった。これまでに太陽の周りを15周し、総航行距離は約80億キロに達する。

メッセンジャー自体はまだ機能できる状態だったが、燃料を使い果たして継続運用できる方法はないとNASAは判断。ワシントンの本部で記者会見した幹部は、「我々は史上初めて水星の真の姿を知ることができ、そこに多様な太陽系の一部をなす素晴らしい世界があることが分かった」と評価した。

観測データからは、水星の極地に氷が存在する可能性があることも分かった。氷は厚さ3.2キロを超す可能性もあるという。

メッセンジャーのツイッターには落下直前、「友人や家族やサポートチームにさよならを言う時が来たようだ。間もなく最後の衝突を行う」というメッセージが掲載された。

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