世界有数の産油国サウジ、EVへの本格的な移行に乗り出す

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電気自動車メーカー「ルシード」のショールーム=4月、サウジアラビア首都リヤド/Mohammed Benmansour/Reuters

電気自動車メーカー「ルシード」のショールーム=4月、サウジアラビア首都リヤド/Mohammed Benmansour/Reuters

走行距離への不安の払拭が鍵

PwCによると、サウジの消費者の4割以上が、向こう3年以内にEVの購入を検討しているという。

現在、EVIQの充電器はリヤドとジッダの2都市に設置されており、今年4月には同社初の高速道路用EV充電ステーションも導入された。

EVIQの最高経営責任者(CEO)、モハンマド・ガッザーズ氏は、年内にメッカやメディナといった中小都市を含む50〜60カ所に新たな充電拠点を設置し、26年までにサウジ国内の移動ニーズの7~8割をカバーしたいとしている。

PwC中東のグローバルeモビリティーリーダーを務めるハイコ・ザイツ氏は、「EVの価格は下落傾向にあり、モデルの選択肢も増えている。またサウジ政府の方針も明確だ。それでもなお走行距離への不安は残っている」とし、「公共充電の整備が最大の課題であり、今はそれを解決することが最優先事項だ」と付け加えた。

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