中国GDP、4~6月期は5.2%増 市場予測上回る

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港に積み上げられたコンテナ=4月、中国・深圳/Jade Gao/AFP/Getty Images

港に積み上げられたコンテナ=4月、中国・深圳/Jade Gao/AFP/Getty Images

香港(CNN) 中国の国家統計局が15日に発表した2025年4~6月期の国内総生産(GDP)は前年同期比5.2%増だった。この数字はロイター通信がエコノミスト40人の予測をまとめた5.1%の市場予測を上回った。

中国は米国との貿易戦争が続くなかでも、米国以外の市場への多角化が奏功した。

1〜3月期の5.4%増からは減速した。国家統計局によれば、1~6月期では5.3%の成長を示した。

中国経済は今年、政府が掲げる「約5%」という成長目標の達成に向けて国内外から圧力を受けている。多くのエコノミストは、さらなる政策支援がなければ目標達成は困難だとみている。

米国のトランプ大統領による対中関税攻勢は一時、中国製品に最大145%の関税を課し、世界で最も重要とされる米中の貿易関係を揺るがした。5月の「一時停戦」で3桁の関税は縮小されたが、中国政府は8月12日までに米政府との恒久的な合意をまとめなければならない。

輸出に依存する中国経済にとって、最終的に決まる関税率は死活的な要素だ。たとえ2桁の関税率であっても、製造業という中国経済の屋台骨に深刻で長期的な影響を及ぼしかねない。

国内に目を向ければ、不動産危機の長期化や、若年層の失業率の高止まり、消費の低迷、デフレ傾向など、構造的な課題が中国経済の重しとなり続けている。

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