ロシア侵攻で破壊、「世界最大の航空機」再建へ プロジェクト始動

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破壊されたアントノフ225=2月/Christophe Gateau/picture-alliance/dpa/AP

破壊されたアントノフ225=2月/Christophe Gateau/picture-alliance/dpa/AP

(CNN) ロシアによるウクライナ侵攻当初に破壊された世界最大の商用機、アントノフ225の再建計画が進んでいることが分かった。

アントノフ225はウクライナ語で「夢」を意味する「ムリーヤ」の愛称を持つ。今年2月、首都キーウ(キエフ)近郊のホストメリにある空港で攻撃を受けた。

ウクライナのクレバ外相は当時、ツイッターで「ロシアは『ムリーヤ』を破壊したかもしれない。だが強く、自由で、民主的な欧州国家になる我々の夢を破壊することは決してできない」と述べていた。

ポーランド・ワルシャワ上空を飛ぶアントノフ=2020年4月/Mateusz Wlodarczyk/NurPhoto/Getty Images
ポーランド・ワルシャワ上空を飛ぶアントノフ=2020年4月/Mateusz Wlodarczyk/NurPhoto/Getty Images

同機を製造したアントノフ社は7日のツイートで、すでに再建計画が進んでいると発表。プロジェクトが始動しており、近く「設計作業」が行われるとの見通しを示した。

アントノフ社は同機を再び飛行させるのにかかる費用を5億ユーロ(約730億円)と見積もり、「勝利後」にさらなる情報を提供すると約束している。

発表によると、アントノフ社はすでに新機製造に必要な部品の約3割を入手したという。

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