ロシア軍のヘルソン州での撤退、チェチェン首長が称賛

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軍隊に向けて演説を行うチェチェン共和国のカドイロフ首長=3月29日、ロシア・チェチェン/AP

軍隊に向けて演説を行うチェチェン共和国のカドイロフ首長=3月29日、ロシア・チェチェン/AP

(CNN) ロシア南部チェチェン共和国のカドイロフ首長は、ロシア国防省がウクライナ南部ヘルソン州の一部で軍を撤退させた決断について支持を表明した。カドイロフ氏は親ロシア派だが、ロシア国防省とウクライナ侵攻の指揮官をたびたび批判していた。

カドイロフ氏は、ウクライナ侵攻を統括するスロビキン総司令官が「実際に包囲されていた1000人の兵士を救った」と述べた。

カドイロフ氏は、スロビキン総司令官が良い点と悪い点の全てを検討し、声高に主張するための無意味な犠牲と貴重な兵士の命を救うことの間で、困難だが正しい選択を行ったとの見方を示した。

カドイロフ氏は「全員が特別作戦の初日からヘルソンは戦うことが難しい土地であることを知っていた。私の部隊の兵士からもこの地域での戦闘が非常に困難だとの報告が来た」と述べ、弾薬の安定的な供給と、強力で信頼できる後方部隊がいなければ特に難しいとした。

カドイロフ氏は「これが特別作戦の初日に行われなかったのはなぜだ。これは別の疑問だ」と改めて過去の失敗を批判した。

カドイロフ氏は「スロビキン氏は批判を恐れず、真の軍人のように行動したと思う。彼は国民に対して責任を負っている」と結論付けた。

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