エールフランス旅客機で「重大事案」、航空当局が調査 フランス

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フランス・パリのシャルル・ドゴール空港/Jacques Witt/SIPA/AP

フランス・パリのシャルル・ドゴール空港/Jacques Witt/SIPA/AP

パリ(CNN) フランス・パリのシャルル・ドゴール空港に着陸しようとしたエールフランスの国際便で「重大事案」が発生し、フランス航空事故調査局(BEA)が調査に乗り出したことを明らかにした。

BEAのツイッターによると、エールフランス便(ボーイング777型機)の重大事案は5日に発生。「最終段階での飛行制御の不安定化、旋回、制御困難、飛行経路の振動」が報告された。管制塔の通信記録では、操縦士が「機体が制御できないような状態になった」と伝えていた。

BEAは操縦室の音声を記録したボイスレコーダーやフライトデータレコーダーの解析を進めている。トラブルが起きた原因や、「重大」と位置付けた理由については明らかにしていない。

操縦士と管制官のやり取りは、航空情報サイトのAIRLIVEに掲載された。BEAはこの音声が本物だったことを確認している。

エールフランスは6日、米ニューヨーク発パリ行きのAF011便が、シャルル・ドゴール空港への着陸をいったん中止して旋回したことを確認。2回目のアプローチで通常通りに着陸したと説明した。

管制塔とのやり取りを録音したBAEの記録では、操縦室に警報が鳴り響き、パイロットと思われる男性の「ストップ、ストップ」という声が聞こえている。管制官は「直ちにアプローチの中止を」と指示していた。

乗客の男性はCNN提携局のBFMTVに対し、着陸しようとした機体が2、3回、激しく揺れ、乗客から叫び声が上がったと証言。「その後、機体は態勢を立て直した。空港の上空を10分間旋回して、2度目の着陸は本当に穏やかだった」と話している。

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