仏主導のマリウポリ市の市民脱出作戦、プーチン氏「考えてみる」

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集合住宅などが損傷した様子を捉えたマリウポリの衛星画像/Maxar Technologies/AP

集合住宅などが損傷した様子を捉えたマリウポリの衛星画像/Maxar Technologies/AP

(CNN) フランスのマクロン大統領が先に提唱した、ロシア軍に包囲されるウクライナ南東部マリウポリの市民脱出作戦について仏大統領府筋は31日までに、マクロン氏が電話会談したロシアのプーチン大統領が「考えてみる。追って連絡する」と応じただけだったことを明らかにした。

両首脳の電話会談は29日にあり、マクロン氏は市民を退避させるために必要な新たな停戦や市内にとどまっている市民への人道支援の提供の確保を要求したという。

ロシア側はウクライナとの交渉に「進展」があるとも主張。この進展の内容には触れなかったが、マクロン氏が会談結果をウクライナのゼレンスキー大統領に近く伝える予定とした。

仏大統領府筋は、同市の人道面での状況は破滅的とし、「市民の移動の自由は存在していない」と指摘。市内に残っている住民は約17万人とした。停戦が発効しない限り、フランスが求める人道支援の実施はこの段階では無理との認識も示した。

一方、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のグランディ高等弁務官は30日、マリウポリで活動するUNHCRの一部職員と連絡が取れない状況にあると述べた。一部の職員は同市から避難したが、まだ残留しているスタッフとの接触が出来ない状態にあるとした。

また、米国防総省のカービー報道官は30日、ロシア軍によるマリウポリ市に対する爆撃続行で市内は壊滅的な被害を受けていると明かした。ロシア軍の空爆の猛攻撃で街並みは死滅状態にあり、「相当な被害が民生用のインフラ、市民の住宅ビル、病院、娯楽施設や公園など全てにおよんでいる」と述べた。

マリウポリ市の近況をとらえた新たな衛星画像では、一部の区画全体がロシア軍の爆撃で消滅同然の様子もうかがえた。

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