ホリデーシーズンのプレゼント出費、今年は減少の予想 米ギャラップ調査
ニューヨーク(CNN Business) 今年末のホリデーシーズンは、家族や友人のためのプレゼントへの出費を昨年より減らすという米国人が増えていることが、世論調査機関のギャラップが27日に発表した意識調査で分かった。
ギャラップによると、プレゼントへの出費を前年より減らすという回答は28%に上り、2012年以来で最も多かった。前年より出費を増やすという回答は12%にとどまった。
この調査は米国の成人1035人を対象に、9月30日~10月15日にかけて実施した。
プレゼントに費やす額の平均も805ドル(約8万4000円)と、昨年の942ドルより少なかった。
プレゼントへの出費が減れば、小売店の売り上げに響く可能性がある。
新型コロナウイルスの影響が見通せない状況は、各種の予想に反映されている。
デロイトが今月発表した調査結果によると、消費者4012人を対象にした調査では、米国の世帯の約3分の1が、昨年に比べて家計の状態が悪化していると答えた。結果として38%はホリデー関連の出費を減らすと回答している。これほどの落ち込みは2007~09年の金融危機以来だった。