737NG型旅客機、ライアンエアでも亀裂発見

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ライアンエアの機体/Alberto Pizzoli/AFP via Getty Images

ライアンエアの機体/Alberto Pizzoli/AFP via Getty Images

ロンドン(CNN Business) アイルランドの欧州格安航空最大手「ライアンエア」は9日までに、同社が保有する米ボーイング社の短距離用旅客機737型機の少数の機体に亀裂が見つかったとの声明を発表した。

米連邦航空局(FAA)が命じた機体点検に伴って判明した。亀裂があったのは納入後、時間が最も経過している機材となっている。ボーイングがこれらの機体の修理に当たっているとした。

FAAは今年9月、機体構造上の亀裂が運航回数が非常に多い機材で見つかったとして737NG型機の点検を指示した。亀裂は機体の胴体と翼の接合部分で発見された。

ライアンエアは、保有する運用歴が最も古い737NG型機の70機以上を点検したと報告。少数の機材に問題があることを突き止めたとした。運用歴がまだ新しい機材も調べたが問題点は一切見つかっていないと報告した。

亀裂が見つかった機数には触れなかったが、英紙「ガーディアン」は少なくとも3機と伝えた。同社が運用する737型機は計455機。

ボーイングは6日、世界の航空会社などが飛ばしているNG型機は約6800機で、このうち機体点検を終えたのは1100機以上と説明。亀裂が把握されたのは5%以下とした。

FAAは先月、航空会社に対し飛行回数が少なくとも2万2600回の機材を1年かけて調べるよう通達していた。

オーストラリアのカンタス航空など他の複数の航空会社でもNG型機で亀裂が発見され、運用停止などの措置を講じている。

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