ハリケーンが欧州へ接近の動き、最強勢力に一時成長

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ハリケーン「ロレンツォ」が大西洋から欧州に向かって接近するとみられる/CNN Weather

ハリケーン「ロレンツォ」が大西洋から欧州に向かって接近するとみられる/CNN Weather

ロンドン(CNN) 米国立ハリケーンセンターなどは3日までに、大西洋でハリケーン「ロレンツォ」が発生し、欧州大陸へ接近する動きを見せていると警告した。勢力は一時、5段階では最強のカテゴリー5に成長したが現在はカテゴリー2に衰えた。

ただ、高波、強風や豪雨をもたらす恐れが依然あり、英国では今週後半に国内の一部で湿潤や風の強い天候が予想されるとして、洪水警報が発令された。英国気象庁は1日から2日にかけて大西洋中部に位置するポルトガル領アゾレス諸島に接近する見通しを示し、風速は時速105マイル(秒速約47メートル)に達すると予報した。

政府が緊急会合を招集したアイルランドの西部では3日から4日にかけ40フィート(約12メートル)の高波の発生を予測。アイルランドの気象当局は同国に接近もしくは上陸する可能性が高いとした。

米国立ハリケーンセンターによると、ロレンツォは大西洋の北端部もしくは東端部で発生した史上最強のハリケーンとなった。英国気象庁によると、アゾレス諸島を進路に置くハリケーンは2012年以来、初めてとしている。

アイルランドや英国に今週後半に到達した際、ロレンツォは熱帯外暴風雨に勢力を落とす可能性もあるが、危険な風速や豪雨をもたらす恐れに変わりはないとの指摘もある。

英国気象庁は声明で、アゾレス諸島を通過後のロレンツォの進路には不確定な要素が多いが、勢力の残りが英国へ接近する可能性は高いと判断している。

最速の風速は現在、アイルランド西部で予想され、北アイルランドやスコットランド西部の沿岸部では3日に強風が発生する恐れがあり、4日にはウェールズやイングランド南西部が襲われるとも予測した。

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