「チョウの飼育」に商機 米先住民地域でビジネス化の取り組み

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チョウ・ビジネスは飛躍の時を迎えるか

チョウ・ビジネスは飛躍の時を迎えるか

チョウ1匹の値段は、卸売価格で75セント(約8円)から7ドル(約700円)までとなっており、チョウの種類や時期により価格が変動する。

ブレッキンリッジ氏は、米農務省(USDA)からの50万ドル(約5000万円)の雇用創出助成金を使って、ユチ・ファームの事業を拡大させたいと考えている。助成金は先住民の雇用促進に充てられる予定。部族のメンバーは自らチョウを飼育しユチ・ファームに売るための訓練を受けることになる。

もちろん、チョウの飼育で最初からフルタイムの仕事並みの収入が得られるわけではない。ブレッキンリッジ氏によれば、部族のメンバーが手にする額は、3月から10月までの期間に、月400~500ドル(約4万~5万円)ほどだという。同氏は、部族メンバー100人を募り、1年以内に運営にこぎ着けるつもりだ。

USDA農村地域開発局オクラホマ州事務所のブライアン・ワイルズ所長は、この地域はオクラホマ州の中でも特に失業率が高いため、収入を得る手段なら何でも歓迎だと話す。

チョウの寿命は数週間足らずであり、種によってはわずか数日の命だ。このため、特定のイベントに合わせてチョウを飼育し移送するのは難事業になる。

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