心配性でも心配いらない、「ネガティブ思考」を成功の呼び水に

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「ニューロティック」な人は共同作業に向いていそうだ

「ニューロティック」な人は共同作業に向いていそうだ

それは、ニューロティックな人が、仲間や同僚を失望させることを強く恐れるためだとベンダースキー准教授は説明する。

一方で、情熱的でエネルギッシュな外交的・陽気な人は、チームへの大きな貢献が期待され、研究開始当初はチームメンバーからの評価も高いが、期待を裏切りがちだという。

ベンダースキー准教授は、外交的で陽気な性格の人物の本質は注目の的になりたいということだと指摘。自らの意見を積極的に述べるため第一印象は良いのだが、人の意見をあまり聴こうとはしないため、共同作業においてはそういった気質が障害となることも多いという。研究では、こういった人々による貢献の印象は期待よりも小さなものだった。

チーム作業には向いていることが研究では分かったニューロティックな人々だが、一般的には職場での評価は低いままだ。

英ロンドン大学のエードリアン・ファーナム教授(心理学)は、「ニューロティックな人たちは精神的に不安定になりやすく、心配しがちで、気分屋だ」と指摘。他人の評価に敏感でもあると付け加えた。こういった性格面での特徴のため、ニューロティックな人とは付き合いにくいし、彼らは仕事でも成功しにくいと指摘する。

ただし、ファーナム教授は、目立ちたがり屋で尊大な傾向もある、外交的で陽気な人にも問題は多く、適度に社交的なくらいが理想的だとも主張する。

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