老舗レコード店も経営破綻 音楽業界の未来は?

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英市場調査会社コンルミノの小売り調査部門のディレクター、マット・パイナー氏は、HMVが業界の変化についていけず、オンライン販売に重点を置いた時点で、既に他社が基盤を確立していたと説明する。

コンルミノの試算によれば、2015年までに音楽とビデオの販売の約90%はネット上で行われる見通しだ。パイナー氏は「2020年代の終わりには、CDなどは過去の遺物となるだろう」と指摘する。

しかし、オンライン販売や音楽のダウンロードは、伝統的なレコード店にある「ロマン」に欠けるとの見方もある。

雑誌編集者のポール・ストークス氏は、オンラインショッピングとは違い店舗に行くことで実際に商品が並んでいるのを見られることは重要だと指摘する。ストークス氏はまた、店舗に行けば消費者は店員と会話をし、その中から情報を得ることもできると語る。

一方で、政府の歳出削減や多国籍企業による過度の節税に反対する団体「UKアンカット」によれば、HMVの経営破綻はアマゾンのような多国籍企業と比べて税制上で不利だったことが大きな原因だとの見方を示す。キャメロン英首相は昨年12月、多国籍企業が現行の税制を利用して納税額を抑えている問題について「最優先課題」として取り組むと述べている。

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