米陸軍試作のカノン砲、70キロ先の目標に命中 実験映像公開

米陸軍が試作段階のカノン砲で70キロ先の目標に誘導弾を命中させることに成功した/Dept. of Defense

2020.12.26 Sat posted at 11:35 JST

(CNN) 米陸軍はこのほど、試作段階のカノン砲で43マイル(約70キロ)先の目標に精密誘導弾を命中させる実験に成功した。この時の映像も公開している。

実験はアリゾナ州にある陸軍のユマ試験場で実施された。飛翔(ひしょう)体として用いられたのは誘導砲弾「エクスカリバー」で、拡張射程カノン砲(ERCA)の試作機から発射された。

実験の結果、カノン砲の射程が今年3月の前回実験から3マイル延伸したことが示された。

当局者によると、陸軍の目標は2023年までにカノン砲の分野で優位性を獲得することだという。

長距離精密火力(LRPF)機能横断チームのジョン・ラファティー准将は今回の実験について「カノン砲で70キロ先に正確に到達するという目標に向け、陸軍の能力ギャップを埋める大きな前進となる」としている。

米陸軍試作のカノン砲、70キロ先の目標に命中

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。