トランプ氏、ダフィー運輸長官をNASA暫定長官に任命

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8日、閣議に出席するショーン・ダフィー運輸長官/Aaron Schwartz/CNP/Bloomberg/Getty Images

8日、閣議に出席するショーン・ダフィー運輸長官/Aaron Schwartz/CNP/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米国のトランプ大統領は9日、ショーン・ダフィー運輸長官を米航空宇宙局(NASA)の暫定長官に任命すると発表した。

トランプ氏は自身のSNS、トゥルース・ソーシャルへの投稿で「ショーンは最先端の航空管制システムの構築をはじめ、我が国の運輸問題において素晴らしい仕事をしている。同時に道路や橋を再建し、効率的で美しい状態に戻す取り組みも行っている。たとえ短期間であっても、重要性を増す宇宙機関にとって素晴らしいリーダーとなるだろう。ショーン、おめでとう、そしてありがとう」と述べた。

ダフィー氏はトランプ氏の投稿直後、X(旧ツイッター)に「この任務を引き受けることができて光栄に思う。宇宙を支配する時代が来た。さあ、(ロケットを)打ち上げよう」と書き込んだ。

5月下旬、トランプ氏は「過去の関係を徹底的に検討した結果」を理由に、IT業界の富豪であるジャレッド・アイザックマン氏のNASA長官指名を撤回していた。

撤回は、上院がアイザックマン氏の指名投票を実施すると見込まれていたわずか数日前のタイミングで行われた。アイザックマン氏は民間ミッションで2度宇宙飛行を経験しており、富豪で米宇宙企業スペースXの最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク氏と密接な関係にある。

トランプ氏は週末、マスク氏を非難する長文のソーシャルメディア投稿でアイザックマン氏の指名に言及し、「イーロンの非常に親しい友人がNASAを率いるのは不適切だ」と述べていた。

「イーロンと非常に親しい友人がNASAを率いるのは不適切だと思う。イーロンは宇宙ビジネスに携わる人物で、NASA​​はイーロンの企業活動において非常に大きな部分を占めている」(トランプ氏)

関係筋によると、3月の閣議でマスク氏とダフィー氏は口論となっていた。当時ダフィー氏は、マスク氏が航空管制官を解雇しようとしていると非難した。

閣僚の中で本来の職務とは別の役職を兼務するのはダフィー氏一人ではない。ルビオ国務長官は現在、暫定的に大統領補佐官(国家安全保障担当)と国立公文書館記録管理官も務めている。

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