イラン外相、米国の空爆を非難 「永続的な結果」もたらすと警告
(CNN) イランのアラグチ外相は、米国がイランの核施設を攻撃したことを非難し、「永続的な結果」をもたらすと警告した。
アラグチ氏はX(旧ツイッター)への投稿で、「今朝の出来事は言語道断であり、永続的な結果をもたらす」と述べた。アラグチ氏はさらに「イランは主権、国益、国民を守るため、あらゆる選択肢を保持している」と強調した。
アラグチ氏は、国連安全保障理事会の常任理事国である米国がイランの平和的な核施設を攻撃することで、国連憲章と国際法、そして核拡散防止条約(NPT)に対して重大な違反を犯したと指摘した。
イランは数十年にわたり核開発を進めてきたが、あくまで平和利用が目的だとしている。同国にとって核開発は国家的誇りと主権の象徴でもある。
国連の監視機関によれば、核燃料として必要なウランについて、イランほどのウランを保有しながら核兵器計画を持たない国は例がない。このことが、イランが自らの意図について十分な透明性を保っていないのではないかとの懸念を強めている。