AirPods探して座席のひじ掛けに手挟まれる、消防隊が男性を救出 独
(CNN) ドイツ北部にあるレールテ駅で、落としたワイヤレスイヤホン「AirPods(エアポッズ)」を探していた男性が列車の座席のひじ掛けの下に手を挟まれ、身動きが取れなくなる出来事があった。消防隊員が救助に当たり、男性は約1時間半後に無事救出された。
レールテの消防当局によると、23日夜に起きたこの事案は、当初は「簡単に救出できる」と見られていた。だが、男性の手が腫れ上がり、通常の器具では抜けなくなったため、救助は難航した。隊員は荷物棚と座席を取り外したうえでひじ掛けを切断し、油圧機材を使用して男性の手を引き抜いた。
この間、見物人が携帯電話で男性の写真を撮影するのを防ぐために、作業エリアを広い範囲で封鎖したほか、列車の外側に救助用のブランケットを取りつけて視界も遮断した。警察も出動したという。

視界を遮るために救助用のブランケットが使われた/Volunteer Fire Department Lehrte
対応したのは消防士11人と車両2台。男性は救助されたAirPodsとともに救急隊に引き渡された。
救出作業が長引いたため、列車は乗客を降ろして運休となり、代替輸送が手配された。