世界の軍事支出、冷戦後で最大の伸び 国際平和研報告

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船舶への乗船や拿捕の共同訓練に参加したフィリピン軍の兵士=2024年10月/Ted Aljibe/AFP/Getty Images

船舶への乗船や拿捕の共同訓練に参加したフィリピン軍の兵士=2024年10月/Ted Aljibe/AFP/Getty Images

ロシアの脅威や米国の関与縮小への懸念から、北大西洋条約機構(NATO)加盟国も軍事費を押し上げた。ドイツ(28%増)をはじめ、ルーマニア(43%増)、オランダ(35%増)、スウェーデン(34%増)、チェコ(32%増)、ポーランド(31%増)など、上位40カ国に入ったNATO加盟国の多くが2桁増だった。

中国の軍拡は近隣諸国の政策にも影響を与えている。中国の軍事費は30年連続で増加しており、24年は7%増だった。

日本は21%増と1952年以来最大の伸びを示した。南シナ海をめぐり中国と対立するフィリピンは19%増。韓国は1.4%増ながら国内総生産(GDP)比2.6%で東アジア最高の「軍事負担」を抱える。台湾は1.8%増だったが、2015年比では48%の増額となる。

インドは861億ドルで世界5位。前年比1.6%増だが過去10年では42%増と軍備拡張が続いている。

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