イスラエル軍、ガザ市西部とハンユニスの住民に避難指示
(CNN) イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザ地区の北部にあるガザ市の西部と、南部ハンユニスのパレスチナの民間人に対して、他の地域に避難するよう改めて指示を出した。
イスラエル軍は、ガザ市政府の8地区に住む人々に対し、デイルアルバラにある避難所に直ちに避難するよう呼び掛けた。
ガザ中部にあるアクサ病院はCNNの取材に対し、デイルアルバラに対する5日朝の空爆によって少なくとも7人が死亡したと明らかにした。同病院の医師によれば、4日にも同じ地区に空爆があり死傷者が出ていた。
イスラエル軍はハンユニスの西にある5地区に住む人々に対して、マワシ地区にある人道地域に直ちに移動するよう求めた。
イスラエル軍は、ハンユニスやその周辺をはじめ、ガザの北部と中部で攻勢を強めている。イスラエル軍によれば、イスラム組織ハマスのテロリストを標的とした急襲を実施し、5人組のテログループを阻止したという。CNNはイスラエル軍が報告した軍事作戦の詳細について独自に確認することができていない。
ガザの大部分でインターネットや通信サービスが利用できないことから、イスラエル軍の避難指示にどのくらいの人々が気づいているのかは不明。以前にもこうした避難指示が出されたが数千人が避難をしなかった。避難している最中に攻撃の標的とされることを恐れたり、避難所がない状態で冬の寒さを耐えたくなかったりしたためだった。