病院近くで連続爆発、数人死亡か 避難者集まるガザ南部

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イスラエル軍からの攻撃により立ち上る煙=20日、パレスチナ自治区ガザ地区/Said Khatib/AFP/Getty Images

イスラエル軍からの攻撃により立ち上る煙=20日、パレスチナ自治区ガザ地区/Said Khatib/AFP/Getty Images

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区からの複数の映像によると、南部ラファ地区にあるクウェート病院の近くなど数カ所で20日、大きな爆発が立て続けにあった。

ラファ地区にいるジャーナリストによると、爆発はイスラエル軍の空爆によるもので、数人が死亡したという。

CNNが撮影場所を特定した映像には、激しく損壊した住居とみられる建物が映っている。映像とジャーナリストの証言から、クウェート病院近くにあるモスク(イスラム教礼拝所)も攻撃を受けた模様。

ロイター通信の映像には、煙と粉塵(ふんじん)の中を人々が走って逃げる様子や、負傷した子どもらが救急車に乗せられている様子が映っている。ある女性は同通信の取材に「料理をしていただけ。私たちのところには、シャルキヤから避難してきた人以外、誰もいない」と語った。

映像にはまた、爆発に巻き込まれた人々を助けようと、がれきをはい上がる男性らの姿も映っている。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは、ミサイルの音が上空で響いた時、周辺でライブ中継していた。CNNが撮影場所を特定した中継映像では、人々が身をかがめて見上げると、近くで激しい爆発が立て続けに起こった。

CNNはイスラエル軍に、空爆であるとすれば標的は何だったのか問い合わせている。

ラファ地区はガザ南部に位置し、イスラエル軍の勧告に従ってガザ各地から避難して来た人々が多く集まっている。

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