イスラエル狙撃兵、カトリック教会で母娘を射殺か ガザ地区

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パレスチナ自治区ガザ地区の教会で、イスラエル軍の狙撃兵によって母娘とされる女性2人が射殺されたとみられることがわかった/Mohammed Saber/EPA-EFE/Shutterstock/File

パレスチナ自治区ガザ地区の教会で、イスラエル軍の狙撃兵によって母娘とされる女性2人が射殺されたとみられることがわかった/Mohammed Saber/EPA-EFE/Shutterstock/File

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区からの情報によると、ガザ市にあるキリスト教カトリック教会、聖家族教会の小教区内で16日、母娘とされる女性2人がイスラエル国防軍(IDF)の狙撃兵に射殺された。

自治区ガザ地区、ヨルダン川西岸地区とイスラエル、キプロス、ヨルダンのカトリック教徒を管轄するラテン・エルサレム総大司教区座が声明を出した。

声明によると、ガザ地区での戦闘が始まってから、地区内にいるキリスト教徒の家族は大半がこの小教区に避難している。

2人の女性は徒歩で小教区内の修道院へ向かっていた。一方の女性は、もう1人を安全な場所へ運ぼうとして殺害された。ほかに7人が撃たれて負傷した。

声明は、事前の警告や通知もなく、小教区内で非戦闘員が襲われたと主張している。

さらに、障害者54人が収容されている敷地内の修道院がIDFの戦車に襲われ、発電機と燃料タンク、太陽光パネル、給水タンクが破壊されたとも発表した。修道院はIDFのロケット弾により、「居住不能」になったという。

ガザの聖家族教会をめぐっては、英国のレイラ・モラン下院議員が15日、ここに避難している家族からの話として、白リン弾や銃による攻撃があり、清掃作業員ら2人が射殺されて、遺体が野外に放置されていると報告。発電機も停止したと伝えていた。

モラン氏は先月、教会に避難している家族の1人が死亡したとも訴えていた。

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