EU外交トップ、難民キャンプ空爆による死傷者の多さに「愕然」

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イスラエルからの攻撃後、捜索を行う人々=1日、パレスチナ自治区ガザ地区のジャバリヤ難民キャンプ/Mohammed Al-Masri/Reuters

イスラエルからの攻撃後、捜索を行う人々=1日、パレスチナ自治区ガザ地区のジャバリヤ難民キャンプ/Mohammed Al-Masri/Reuters

(CNN) 欧州連合(EU)の外相にあたるボレル外交安全保障上級代表は1日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区にあるジャバリヤ難民キャンプに対して行った空爆で多数の死傷者が出たことについて愕然(がくぜん)とすると述べた。ボレル氏はまた、双方に対して、自衛権と、可能な限り民間人を傷つけないようにする義務とのバランスを取るよう促した。

ボレル氏はSNSに投稿した声明で、「イスラエルには国際人道法にのっとって自国を防衛し、全ての民間人の保護を保証する権利があるというEU理事会の明確な立場に基づき、ジャバリヤ難民キャンプへのイスラエルの空爆に伴う多数の死傷者に愕然としている」と述べた。

ボレル氏は、人道支援に関しても戦争法と人道法が常に適用される必要があるとし、ガザでの悲劇を受けて、EUが先週から人道回廊と人道支援のための中断を求めていると述べた。

イスラエル軍の報道官は、難民キャンプへの空爆について、空爆はイスラム組織ハマスの司令官を標的としたもので「明確な軍事的必要性」があり「合法的な標的」だったとの見方を示した。

ハマスの報道官は、現場にバイヤリ司令官がいたことを否定し、イスラエル軍の空爆について市民や子ども、女性に対する凶悪犯罪と呼んだ。

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