プーチン氏が中国との連帯アピール、「一帯一路」フォーラムで 中東危機のさなか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「一帯一路」フォーラムで写真撮影に臨む習国家主席とプーチン大統領=18日、北京の人民大会堂/Grigory Sysoyev/Pool/AFP/Getty Images

「一帯一路」フォーラムで写真撮影に臨む習国家主席とプーチン大統領=18日、北京の人民大会堂/Grigory Sysoyev/Pool/AFP/Getty Images

北京(CNN) ロシアのプーチン大統領は18日、中国の首都・北京で開催中の巨大経済圏構想「一帯一路」に関する国際フォーラムで登壇し、中国との深い関係をアピールした。

プーチン氏はフォーラムの開幕式で予告なしに演説し、中国の習近平(シーチンピン)国家主席肝いりの外交政策である一帯一路を「より公正で多極的な世界を目指すもの」として称賛した。

ロシアと中国は「平等で互恵的な協力関係への意欲」を共有しているとも述べ、その中には「文明の多様性や、各国がそれぞれの発展モデルを歩む権利の尊重」も含まれると指摘した。権威主義的な指導者に対し人権推進や政治的自由の拡大を求める声に反発したものとみられる。

習氏はまた、世界に異なる発展モデルを提供する自身の取り組みに触れ、「国際協力の新しい枠組みを確立した」と自賛した。

北京の人民大会堂での会合は、中東紛争がより広範な地域紛争にエスカレートする恐れがある中で開催された。こうした状況での会合開催は、大国間の分断が深まっている様子を浮き彫りにする。

「グローバルサウス」と呼ばれる国の指導者や代表者がおおむね北京に集まる中、米国のバイデン大統領は同日、イスラエルを訪問。イスラム組織ハマスの攻撃への報復を誓う同盟国イスラエルに揺るぎない支持を表明した。

「プーチン大統領」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]