ウクライナ、ロシア軍黒海艦隊の司令部にミサイル攻撃 クリミア半島
(CNN) ウクライナは22日、ロシア軍黒海艦隊の司令部にミサイル攻撃を仕掛けた。ウクライナはこのところクリミア半島にあるロシアの軍事目標に相次ぐ攻撃を行っており、今回の攻撃はおそらく最も野心的なものの一つとなる。
ロシアが任命したセバストポリのラズボジャエフ市長はSNSテレグラムで、「敵が艦隊司令部にミサイル攻撃を仕掛けた」と明らかにした。
ウクライナはここ1カ月、クリミアのロシア軍基地や防空システムなどに対する攻撃を強化してきた。
黒海艦隊司令部とされる建物から煙が立ち上る/X
黒海艦隊司令部の位置するセバストポリはクリミア半島最大の都市の一つで、2014年にロシア軍によって違法併合された。
ロシア国防省は、ミサイル攻撃後にロシア軍の兵士1人が行方不明になっていると説明。国防省は当初、この兵士が攻撃で死亡したとの声明を出していたが、更新版の声明で、兵士は死亡したのではなく行方不明だと明らかにした。
ロシア国防省はSNSテレグラムへの投稿で「きょう午後、ウクライナ政権がセバストポリにミサイル攻撃を仕掛けた」「ミサイル攻撃を撃退する際、防空システムでミサイル5発を迎撃した。攻撃の結果、黒海艦隊の歴史的な司令部ビルが損傷した」と述べた。