猛暑の南欧で山火事続発 民家焼失や住民避難も

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ギリシャ・アテネの南西に位置するラゴニッシで山火事を消火する消防士/ Dimitris Lampropoulos/Anadolu Agency/Getty Images

ギリシャ・アテネの南西に位置するラゴニッシで山火事を消火する消防士/ Dimitris Lampropoulos/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) 記録的な猛暑が続く南欧で山火事が続発し、スペイン領カナリア諸島のラパルマ島では民家20棟が焼失した。数千人の住民が避難を強いられている。

ギリシャのキキリアス市民保護相は18日も厳しい暑さが続くとして、各地で続く山火事への警戒を呼び掛けた。

キキリアス氏によると、同国では17日の時点で発生している山火事が、大規模な4件を含めて計80件を超え、消防士500人あまりが航空機、ヘリコプターの支援を受けて消火活動に当たった。

アテネの南西に位置するペロポネソス半島のリゾート地、ルトラキでは17日、サマーキャンプに参加していた子どもたち1200人が避難した。

入居者を避難させた高齢者施設もある。消防当局の報道官は、多数の建物が焼けたと述べた。

アテネの南東と北西で大規模な山火事が続き、同市の南東に位置するクバラスやその周辺のリゾート地からも住民が予防的に避難した。

スペインのラパルマ島で15日に発生した火災は焼失面積が4650ヘクタールに達し、民家が焼失して数千人が緊急避難した。

同じカナリア諸島のテネリフェ島でも火災が起きて約60ヘクタールが焼け、住民約50人が避難した。

イタリア・シチリア島の都市カターニアでは17日、空港が火災で閉鎖され、19日午後2時までの発着が停止された。火災は収まったが、熱波が原因だったかどうかは不明。カターニアは、16日に最大レベルの高温警報が出た都市のひとつだった。

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