カナダの新たな山火事で米国の十数州に大気汚染警報

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カナダ・ブリティッシュコロンビア州の山火事を捉えた空撮画像/BC Wildfire Service/Anadolu Agency/Getty Images

カナダ・ブリティッシュコロンビア州の山火事を捉えた空撮画像/BC Wildfire Service/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) カナダでこの1週間に発生した新たな山火事などの煙が米国に流れ、北西部モンタナから北東部バーモントまで合わせて十数州に大気汚染警報が出ている。

煙は18日にかけて米東海岸にも広がる可能性があるものの、6月初めのように危険な濃度には至らない見通し。予報によれば、週末が近づくにつれて勢いは衰えるとみられる。

カナダ西部ブリティッシュコロンビア州では、過去1週間に400件近い火災が発生。半数近くは、この期間だけで5万1000件に及んだ雷が原因だった。雨をほとんど伴わず、火が出た時に自然な鎮火は期待できない雷もあった。

カナダの森林火災センターによると、17日の時点で続いている火災は全国で882件以上。このうち581件は制御不能とされる。

煙に含まれる汚染物質の微小粒子状物質(PM2.5)は呼吸困難や目、のどのかゆみなどの原因となるほか、肺がんとの関連も指摘されている。

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