ウクライナ西部リビウへのミサイル攻撃、死者10人に

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ロシアのミサイル攻撃で損壊した建物の中で作業する救急要員/Mykola Tys/SOPA/LightRocket/Getty Images

ロシアのミサイル攻撃で損壊した建物の中で作業する救急要員/Mykola Tys/SOPA/LightRocket/Getty Images

(CNN) ウクライナ西部の都市、リビウへのロシア軍によるミサイル攻撃の死者は10人に増加した。地元当局者は7日で捜索・救助活動を終了した。

当局によれば、ミサイル攻撃での負傷者は少なくとも42人。

リビウのサドビー市長は6日、CNNの取材に答え、市内にあるシェルター10カ所が攻撃中に閉鎖されていた問題に言及。「シェルターを巡る状況は完全に変えなくてはならない」と述べた。

サドビー氏によれば、リビウ市内には6000カ所のシェルターがあり、個人のものや地方政府のものなど所有者が異なる。今回の攻撃を踏まえ、全てのシェルターを常時開けておく決定を新たに下したという。

その上で、リビウは元来安全な街だったが、現在は「極めて厳しい状況」に置かれていると付け加えた。

ロシアがクリミア半島からミサイルを発射した場合、リビウに到達するまでおよそ30分かかるとサドビー氏は指摘。ベラルーシから発射される場合は17分で到達するとした。

「だがもしロシアが(極超音速ミサイルの)キンジャルを使用するなら、時間はたった3分になる」(サドビー氏)

ロシアは軍事施設だけを標的にしたと主張するが、サドビー氏はロシアのミサイルが学校やオフィスといった民間のインフラに着弾したと述べた。

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