人生は「地獄」、LGBTQが暴行や人権侵害の被害 過酷な反同性愛法成立のウガンダ

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ウガンダの女性財団でのジョアン・アメックさん/Bethlehem Feleke/CNN

ウガンダの女性財団でのジョアン・アメックさん/Bethlehem Feleke/CNN

アメックさんは同団体を通じて同性愛やバイセクシュアルの女性のための安全な空間やシェルターを開設したが、自身も7月末までに賃貸アパートからの立ち退きを迫られているという。家主ははっきりとは言わないものの、理由は自分の性的指向や同性愛者支援活動にあるようだとアメックさんは推測する。

実家に帰る選択肢はないという。「母は私の側に立ってくれるけれど、それは離れた所から。私の立ち退きについて話をすると、母は『戻っておいで』とは言ってくれず、『それは残念、あなたのために祈りをささげる』と言っただけだった。祈りが助けになるとでも?」とアメックさんは問いかける。

反同性愛法が制定されて以来の数週間で、ウガンダではLGBTQの人たちが公の場で屈辱を受ける内容の不穏当な動画が出回り、敵対感情の高まりをうかがわせている。

市民団体のSRTによると、反同性愛法に起因して、同性愛と疑われた人に対する人権侵害が少なくとも300件、ウガンダ国内で報告されている。SRTは同法の差し止めを求める中で、人権侵害が確認された50件のリストを裁判所に提出した。

この中には立ち退きや、いわゆる「矯正」レイプ、追放、解雇、脅迫、暴行の脅迫、集団暴行などの事案が含まれる。

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