ウクライナ危機、対話で解決すべき 中国外務省

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ウクライナを含む招待国の首脳を交えて行われたG7サミット拡大会合の様子/Japan Pool/AP

ウクライナを含む招待国の首脳を交えて行われたG7サミット拡大会合の様子/Japan Pool/AP

(CNN) 中国外務省は22日、ウクライナ危機は対話を通じて解決されるべきだと述べた。ウクライナのゼレンスキー大統領は先週、日本で開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)に参加していた。

中国外務省の報道官は定例の記者会見で、ゼレンスキー氏がG7サミットに参加したことは知っているとし、「中国のウクライナ危機に対する姿勢は一貫している。我々は常に、危機は対話と協議を通じて政治的に解決されるべきだと考えている」と述べた。

報道官によれば、中国は、特にG7の各国が国際社会と協力して、ウクライナ危機の政治的な解決を促す建設的な役割を果たすことを望んでいるという。

中国政府は、ロシアと密接な関係を築いているにもかかわらず、ウクライナでの戦争について、自らを和平の仲介者として位置づけることを繰り返し試みている。

先週には中国の李輝ユーラシア事務特別代表がウクライナ首都キーウを訪問してゼレンスキー氏と会談していた。李氏のウクライナ訪問は、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降で最も高位の中国当局者による訪問だった。

ただ、欧米の専門家の一部からは、中国による和平推進の取り組みが本物かどうかや、戦争終結の考え方がウクライナ政府と一致しているかについて、疑問の声が上がっている。

李氏の訪問時、ウクライナのクレバ外相は、和平交渉は、ウクライナの主権と領土の一体性に対する尊重に基づくものでなければならないと強調していた。

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