インドネシア領パプアの武装勢力、国軍兵士ら13人を射殺と主張

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人質に取られているニュージーランド人パイロット(写真中央)=TPNPBが2月14日に発表した写真/HANDOUT/The West Papua National Liberation Army/Reuters

人質に取られているニュージーランド人パイロット(写真中央)=TPNPBが2月14日に発表した写真/HANDOUT/The West Papua National Liberation Army/Reuters

(CNN) インドネシア東部、ニューギニア島パプア地方の武装勢力が、国軍兵士ら少なくとも13人を殺害したと主張している。

パプア地方の分離独立を掲げる「西パプア民族解放軍(TPNPB)」は声明で、先週末にンドゥガ地区にある軍の駐屯地2カ所を襲撃し、このうち1カ所で兵士と警官13人を射殺したと述べた。1人の遺体は軍が運び出したが、残る12人の遺体は手元にあるという。証拠は提示していない。

パプア地方では2月にニュージーランド人のパイロット、フィリップ・メーテンズ氏がTPNPBに拘束され、人質になった。

インドネシア軍の報道官は16日の記者会見で、同氏の居場所とみられる地区を捜索していた兵士らのうち1人が死亡し、ほかに数人が行方不明になっていることを認めた。現地は天候の変化が激しく、兵士らの捜索は難航しているという。

メーテンズ氏は2月に遠隔地の空港に着陸した後、人質に取られた/West Papua National Liberation Army
メーテンズ氏は2月に遠隔地の空港に着陸した後、人質に取られた/West Papua National Liberation Army

TPNPBはまた、ンドゥガ地区で3月に妊婦と戦闘員2人が軍に殺害されたことへの報復として、16日にもう1カ所の駐屯地を攻撃し、兵士9人を殺害したと発表した。

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