バリ島聖地でセミヌード撮影 ロシア人観光客、国外退去の可能性も

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バリ島のアグン山でセミヌードを撮影したロシア人観光客が国外退去を言い渡される可能性が浮上している/Alexey Pelikh/Adobe Stock

バリ島のアグン山でセミヌードを撮影したロシア人観光客が国外退去を言い渡される可能性が浮上している/Alexey Pelikh/Adobe Stock

(CNN) インドネシア・バリ島の聖地でセミヌード写真を撮影したロシア人観光客が、問題の写真がネット上に出回ったことを受け、国外退去を言い渡される可能性が浮上している。

ロシア人男性のユリさんは、バリ島の最高峰アグン山で撮影した下半身ヌードの写真を共有した。

バリ島の政治家はCNNの取材に対し、ユリさんとアグン山周辺の地元住民との和解を仲立ちしたと話している。

バリ島のヒンドゥー教の信仰では、アグン山はシバ神を表す聖地とされており、入山は許可を得る必要がある。

ユリさんはその後、問題の写真を自身のインスタグラムから削除して謝罪の動画に入れ替え、「私の行為に弁解の余地はありません。私の無知のみによって引き起こされた出来事です」と書き込んだ。

ユリさんは自身の行動について謝罪した/chila_brazila/Instagram
ユリさんは自身の行動について謝罪した/chila_brazila/Instagram

和解調停の一環としてユリさんは、バリ島のヒンドゥー教徒が人と自然の調和を保つために行う伝統儀式に参加すると伝えられている。

この問題はバリ島の入国管理当局が担当することになり、ユリさんは毎日、島内の入国管理事務所に出頭するよう命じられている。

儀式の後、国外退去を命じられるか、引き続き滞在が許可されるかどうかの最終判断はまだ示されていない。

バリ島の当局はこのところ、現地の慣習に反する行為をした外国人観光客の取り締まりに乗り出している。

観光局は3月12日、観光客向けに英語の勧告を掲示。その中には「不品行なわいせつ写真をSNSに投稿しない」という項目が含まれていた。

バリ島を訪れる観光客は現在、ロシア人が2番目に多く、今年1~3月だけで4万3000人以上がバリ島に到着した。中には軍の動員を免れる目的でロシアを離れた若者もいる。

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