「ウクライナの子は兵器や防空システムをサンタにお願い」 大統領演説

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統合防衛軍の会議で発言するゼレンスキー氏/Henry Nicholls/AFP/Getty Images

統合防衛軍の会議で発言するゼレンスキー氏/Henry Nicholls/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は19日の演説で、ウクライナの子どもたちはサンタクロース(聖ニコラス)に兵器と防空システムと勝利のクリスマスプレゼントをお願いしていると語った。19日は同国で「聖ニコラスの日」にあたる。

「聖ニコラスの日にあたる今日、ロシアのテロリストはウクライナの子どもたちに新たな攻撃をプレゼントした」。統合遠征軍(JEF)の首脳会議にオンラインで出席したゼレンスキー大統領はそう語った。

「ウクライナの子どもたちは聖ニコラスへの手紙で、兵器を、防空システムを、勝利をお願いしている。自分たちにとっての勝利、ウクライナの全国民にとっての勝利だ」「子どもたちは何もかも分かっている。我々に行動させてほしい!」

ウクライナでは太陽暦から13日遅れた旧ユリウス暦に基づき、12月19日に聖ニコラスの日を祝う。欧米では大抵の国が12月5日か6日を聖ニコラスの日としている。

ゼレンスキー氏は統合遠征軍(デンマーク、エストニア、フィンランド、アイスランド、ラトビア、リトアニア、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、英国で構成)の首脳に対し、引き続き軍事支援でウクライナを支え、「勝利に向けた我が軍の動きを加速させる」よう促した。

「我々の勝利はあなた方それぞれにとって、欧州にとって、あなた方の国民にとっての勝利になる。その勝利を間違いなく、世界中が待ち望んでいる」とゼレンスキー氏は強調した。

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