ロシア、ヘルソン州のダムと発電所に地雷敷設か ゼレンスキー氏

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(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は欧州評議会でのビデオ演説で、ロシア軍が南部ヘルソン州のドニプロ川のダムと隣接する水力発電所に地雷を敷設したと主張した。

ゼレンスキー氏は「我々が入手した情報によると、ロシアのテロリストがダムとカホフカ水力発電所に地雷を敷設した」と述べた。

当該のダムと水力発電所の稼働率は大幅に低下している。一帯は3月にロシア軍に占領されていた。ウクライナ軍はダムから北に約40キロの地点にいる。ロシア軍による使用を防ぐため、ウクライナ軍はダムの一部を構成する橋への攻撃を過去4カ月で数回行っている。

ウクライナ大統領府長官顧問のミハイロ・ポドリャク氏は20日、ロシアはダムと変圧器に地雷を仕掛け、ヘルソン州からウクライナ市民を強制的に追放し、領土を水没させてこの地域でのウクライナ軍の反攻を止めようと計画しているとツイッターで述べた。川の南側と東側は低地になっている。

「ロシアは人為的な大災害を起こそうとしている」とポドリャク氏は指摘した。

ロシアが任命したノバカホフカ行政区のウラジミール・レオンティエフ区長は、発電所のダムを破壊することはロシアにとって意味がないとロシア国営タス通信に語った。

「ロシアが今、ダムを破壊して何の意味があるのか。形式的な観点から見ても、これは全くナンセンスだ」とレオンティエフ氏は主張した。

タス通信によると、同氏は「まず、誰が得をするのか考える必要がある。ダムや水力発電所を破壊し、物流を混乱させ、恐怖とパニックをまき散らし、北クリミア運河を通じたクリミアへの水供給を止めることはウクライナにとって有益でしかない」と述べた。

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