ロシア攻撃で停電のウクライナ、NATOやEUに発電機などの提供要請
(CNN) ロシアによるエネルギーインフラへの攻撃で停電に直面しているウクライナのクレバ外相は20日、政府が北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)、その他のパートナー国に支援を求めていることを明らかにした。
ロシアの巡航ミサイルとドローン(無人機)による攻撃でウクライナは発電能力の少なくとも40%を失っている。
ウクライナ外務省の発表によると、数十の国際機関や非政府組織、民間企業に対し、発電機やガス輸送システム用機器の提供を要請しているという。
「イタリア、フランス、リトアニア、フィンランド、ドイツ、ポーランドが既に機器の提供を手配した。約600の機器のうち第1弾が来週ウクライナに到着する」と声明にはある。
クレバ氏は「重要なエネルギーインフラを標的とするロシアの攻撃は戦争犯罪であり、我々はロシアの責任を追及していく」と非難したうえで、「ロシアのミサイルテロはウクライナも我々のパートナー国も破壊することはできない」と述べた。