ウクライナの民間死傷者1万人、実際は「もっと多い」 国連報告書

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ウクライナのクレメンチュクにあるショッピングセンターでロシアのロケット攻撃により負傷した女性(写真中央)=28日/Efrem Lukatsky/AP

ウクライナのクレメンチュクにあるショッピングセンターでロシアのロケット攻撃により負傷した女性(写真中央)=28日/Efrem Lukatsky/AP

(CNN) 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は29日、ロシアによる侵攻が続くウクライナの人権状況について憂慮すべき報告書を発表した。

2月24日の侵攻開始以来、国連は1万人の民間人の死傷者を記録し、「そのうち4731人が死亡した」とウクライナにおける国連人権監視団のトップ、マチルダ・ボグナー氏は記者団に語った。

報告書は同監視団が独自に確認できた数字のみを取り上げているため、実際の死傷者数は「かなりもっと多い」という。

「ロシアのウクライナへの武力攻撃は、ウクライナ全土の人権に壊滅的な影響を及ぼしている。我々は戦争犯罪を含め、国際人権法および国際人道法の侵害を記録した。これらの侵害は紛争が日々与えている大きな犠牲を浮き彫りにしている」とボグナー氏は指摘した。

報告書は、2月24日から5月15日の間に実施された11回の現地調査、3回の拘禁場所調査、被害者や目撃者への517回の聞き取りで収集した情報に基づいている。裁判資料、公式記録、オープンソースからも証拠を得ている。

ボグナー氏によると、報告書は「程度の差こそあれ、両当事者による」国際人権法および人道法の侵害を記録している。

「民間人の死傷者の多さ、民間インフラへの破壊と被害の大きさから、ロシア軍による攻撃は国際人道法を順守していないという重大な懸念が生じた。規模ははるかに小さいが、ウクライナ軍も同国の東部地域で国際人道法を順守していなかったようだ」とボグナー氏は付け加えた。

報告書はまた、国連人権監視団が聞き取りを行った44人の捕虜の証言など、紛争の両サイドによる捕虜の拷問疑惑についても「深刻な懸念」を提起している。

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