「習主席は賢くない」と言った中国人権活動家、国家転覆罪で裁判に

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中国の人権活動家の釈放を求めるプラカード前を通る警察官=2020年2月19日、香港/Isaac Lawrence/AFP/Getty Images

中国の人権活動家の釈放を求めるプラカード前を通る警察官=2020年2月19日、香港/Isaac Lawrence/AFP/Getty Images

米国を拠点に活動する中国の著名人権弁護士、滕彪氏によると、許氏は2014年にも、公共の秩序を乱す集会を開いたとして禁錮4年の判決を受けており、今回は重い刑を言い渡される公算が大きい。

許氏は南部の都市・広州で20年2月に拘束された。当局は、19年12月に南東部の都市アモイで開かれた私的な集会に関連して、許氏を含む人権活動家数人の行方を追っていた。

許氏は逃亡中に、習国家主席に宛てた公開書簡を発表。習氏の政策を手厳しく批判して、「あなたが悪人だとは思わない。ただあまり賢くないだけだ」と断言、「だから再び要求する。これはみんなが感じていることだと確信している。習近平様、どうか辞職して下さい」と要求していた。

恐らくこの公開書簡を理由に、許氏は国家政権転覆罪に問われたと滕氏は推測する。国家政権転覆罪は政治犯罪の中で最も罪が重く、最高刑は終身刑と定められている。

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