習近平氏、訪中の国連人権弁務官をけん制 オンライン会談で

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新疆ウイグル自治区を訪れる予定のバチェレ国連人権高等弁務官/MARTIAL TREZZINI/EPA-EFE/Shutterstock

新疆ウイグル自治区を訪れる予定のバチェレ国連人権高等弁務官/MARTIAL TREZZINI/EPA-EFE/Shutterstock

(CNN) 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は25日、同国を訪問中のバチェレ国連人権高等弁務官とオンラインで会談し、「他国に指図する説教者はいらない」などとけん制した。

バチェレ氏は23日から6日間の予定で中国に滞在している。この間に、中国政府が少数民族への人権侵害で非難されている新疆ウイグル自治区も訪れる予定だ。

国連人権高等弁務官が中国を訪問するのは2005年以来。バチェレ氏が現地で自由に視察し、住民らと対話できるのかどうかは疑問視されている。

中国国営の中央テレビ(CCTV)によると、習氏は会談で、中国の人権発展は「自国の状況に適している」と強調。他国の問題を政治化したり、二重基準を適用したり、内政干渉の言い訳に使ったりするべきではないと語った。

CCTVによれば、バチェレ氏は中国による貧困撲滅、人権擁護、経済・社会発展への努力と成果に敬意を表した。

公表された会談内容に新疆への言及はなかった。

中国外務省によると、バチェレ氏は同自治区のカシュガルとウルムチを訪問する。ただし新型コロナウイルス感染対策のために、外部との接触を断つ「バブル方式」が採用され、外国人ジャーナリストの同行も認められない。

米国務省の報道官は24日の記者会見で、バチェレ氏が「残虐行為と人道に対する犯罪、ジェノサイド(集団殺害)の全容を把握することは不可能だろう」と述べた。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのカラマード事務局長は同氏の新疆訪問について、人権問題に取り組む「重要な機会」だと述べる一方、事実を隠ぺいしようとする中国政府との争いになるとの見方を示し、国連は「露骨な宣伝作戦」に利用されないよう抵抗する必要があると主張した。

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